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盗撮と職歴詐称 教諭ら2人懲戒免職

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県教育委員会は9月29日付で、女子生徒のスカート内を盗撮した男性教諭(44)と、採用試験で職歴を偽った県教委総務課の男性職員(38)の2人を懲戒免職処分とした。

県教委によると、紀北の県立高校に勤務していた国語科の男性教諭は、ことし6月から9月までに約10回、担任クラスや授業を持ったクラスの女子生徒のスカート内を動画機能付きのデジタルカメラで盗撮した。授業後、男性教諭が座る教卓に生徒が提出物を出す際、タオルにカメラを忍び込ませ、生徒の背後から撮影したという。

目撃した生徒と被害に合った生徒が別の教諭に、男性教諭が盗撮していると相談し、分かった。県教委の調べに対し、「クラス写真を撮った時に下着が写っていたので、撮れるんだと思った。うまく撮れることに満足感を得た」と話し、少なくとも1、2年生6人を盗撮したという。同日付で管理責任などが問われ、校長(59)は文書訓告の処分となった。

総務課副主査だった男性職員は、学校事務職の平成23年度採用試験の際、平成15年4月から同23年4月まで県外の地方公共団体に勤務し、万引きで懲戒免職処分を受けていたにもかかわらず提出する書類に記載せず、同11年から試験を受けるまで団体職員だったと職歴を偽った。団体職員だったのは同23年6月から3カ月余りという。

ことし9月、県教委福利課が共済組合の加入期間を調べていた際、他にも加入期間があることが分かった。男性職員は「面接で聞かれたくなかった」と話しているという。

これで本年度の懲戒処分は、教職員が3件3人、事務局等職員が1件1人となった。県教委は「このような行為は決して許されず、教育行政に対する信頼を著しく失墜した。再発防止を徹底したい」とした。


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