秋の全国交通安全運動(30日まで)が始まった21日、和歌山北署と交通安全協会和歌山北支部は「交通安全フェスティバル」を和歌山市中野のスーパーセンターオークワパームシティ和歌山店で開催。同市出身の女優、岡本玲さん(23)が同署の一日署長を務めた。
同署で東山一樹署長から一日署長の委嘱を受けた岡本さんは「一人ひとりが思いやりの心を持って交通ルールを守ってほしい」と話し、フェスティバルの会場へ。交通安全一斉パトロールの出発式に臨み、白バイやパトカーの警察官を視閲し、「交通死亡事故0(れい)を目指して、パトロール出発!」と宣言した。
会場には、岡本さんや一堂にそろった警察車両を見ようと多くの人々が集まった。県警音楽隊によるコンサート、さかえ保育園マーチングバンドの演奏などもあり、パトカーや白バイの見学、撮影会も人気を集めた。
同署によると、ことしの県内の人身事故の発生状況は18日現在で2960件(前年比448件減)、死亡者数は27人(同5人減)、けが人は3764人(同487人減)といずれも減少傾向にあるが、9月に入って原付と4輪による死亡事故が2件発生しており、注意が必要としている。