和歌山市のぶらくり丁をテーマにした歌謡曲「和歌山ブルース」の歌碑が建立されてから、ことしで10周年。記念のトークやライブイベントが23日午後1時から、同市本町のフォルテワジマで開かれる(市中央商店街連合会歌碑プロジェクト主催)。同日、記念プチミュージアムも開設し、同プロジェクトの川﨑博史代表(72)は「国体を控えた10年を一つの節目に、和歌山を代表する和歌山ブルースを、地元の若い人や全国から訪れる人に紹介したい」と話している。
歌碑は、昭和43年に演歌歌手の古都清乃さんが歌ってヒットした「和歌山ブルース」にちなみ、平成16年に、まちの活性化を願って中ぶらくり丁と東ぶらくり丁の間にある雑賀橋のほとりに、同連合会や市民の寄付によって建てられた。
歌碑はレコード盤の形をしており、近づくと和歌山ブルースが流れる仕組み。音楽の再生回数は8万3200回を超え、市民の憩いの場として親しまれている。
記念イベントではトークやライブ、記念カラオケ大会など多彩に開催。1時から「ぶらくり丁と和歌山ブルース」をテーマに、前和歌山市長の大橋建一さんと、「和歌山ブルースと古都清乃ちょびっと!ミュージアム」館長でもある川﨑代表、岩喜演歌商店店主の岩橋和廣さんが対談する。
記念歌謡ショーには宮本静さん、日高光路さんが出演。3時からは、和歌山ブルースのみを対象にしたカラオケ大会を開く。参加無料で、先着10組の出場者を募集している。賞品・表彰あり。問い合わせは岩喜演歌商店(℡073・457・1011)。
また、歌碑のすぐそばにある、中ぶらくり丁商店街内のカワサキビルに、23日から来年9月末までまで1年間の期間限定で「和歌山ブルースと古都清乃ちょびっと!ミュージアム」が3年ぶりに再オープン。
和歌山ブルース歌碑資料や、当時のレコード、ご当地ソングが流れる装置、古都さんの等身大パネルなどが並ぶ。
無料。午前10時から午後5時。火曜休み。問い合わせは同所(℡073・431・2228)。