夏の最後の思い出にしてほしいと企画されたTシャツ写真展が20日、和歌山市加太の海水浴場「北の浜」で始まった。同所周辺の古民家などを活用した映画イベント「kisssh―kissssssh映画祭」との同時開催で、21日も展示される。
同海水浴場近くに住む写真愛好家の井田宜子さん(56)を中心に、有志らで企画。今回は約80点が出品された。
砂浜の上には、特設展示場が設けられ、海、動物、人、家族などを写した、撮影者自慢の作品がずらりと並ぶ。来場者らは、波の音と、ひんやりとした早秋の爽やかな海風を感じながら、ゆらゆらと揺れる作品を眺めながら歩き、楽しんでいた。
散歩の途中に来場したという近くに住む幸前勇さん(75)は「これだけの作品が集まると圧巻。加太がアートのまちとしても盛り上がると楽しいね」とにっこり。