岩出市男女共同参画推進員会「ほっとけーき」(松﨑美子代表)は14日、岩出市根来の岩出図書館で県出身のプロボクシング世界王者、真道ゴー選手を招いた講演会を開いた。
同員会は13年前から男女共同参画に関するワークショップや講演会を年に1度開催しており、その一環として実施。講演会には約50人が参加し、性同一性障害について考えた。
女性として生まれ、男性の心を持つ同障害を公表している真道選手は、障害のことで悩んだことや苦労したことについて紹介。障害がきっかけで大学時代にいじめられたことや、家族や友人に障害のことを打ち明けようと決意した時の心境、ボクシングとの出会いなどを説明した。
自分を好きになり、自分と向き合うことが必要だと述べ、「自分にも守ってくれる人がいた。次は自分が他人に喜んでもらえる人生を送りたい。障害を持っている子どもたちの道を開いていきたい」と力強く語った。
講演後は、参加者との記念撮影やサインに応じ、交流を深めていた。