和歌山市吉田の播磨静さん(71)が、満開の桜などを描いた油彩画5点を日赤和歌山医療センター(同市吹上)に寄贈した。
寄贈したのは、奈良県宇陀市の通称「又兵衛桜」を題材にした80号の作品と、奈良・吉野の遠景を描いた「春霞(吉野山)」(30号)の他、アジサイやヒマワリの作品。桜は白やピンクの淡く優しい色彩が重ねられ、生命力にあふれている。
播磨さんは幼い頃から趣味で絵を描いており、ここ約10年は全国各地の有名な桜を巡り、作品に残している。
油彩画は1階南館エレベーター横の通路と11階病棟の特別室内に飾られ、播磨さんは「桜の絵が、少しでも患者さんやご家族の癒やしになれば」と話している。