和歌山市吹上の県立博物館は9月から11月にかけて、同所で新館開館20年を記念した連続講座「ここまでわかった! きのくにの歩み」(全7回)を開く。
同館は、現在の場所に移転し、新館ができてことし7月で20年を迎えた。
連続講座は各回完結、受講無料。同館館長や学芸員がこれまでの調査研究や展示、保存や教育活動などの成果を紹介する他、今後の活動についてさまざまなテーマで話す。
申し込み不要。各回午後1時半から3時。問い合わせは同館学芸課(℡073・436・8670)。日程や内容、講師は次の通り。
【9月13日】「きのくに中世史の魅力~和歌山県立博物館の活動とともに」坂本亮太学芸員
【28日】「紀州の文人画研究の過去・現在・未来~南海・玉洲・介石を中心に」安永拓世学芸員
【10月5日】「木の信仰と仏像」伊東史朗館長
【26日】「地域に眠る『災害の記憶』を発掘する~大規模災害に備えた県博の取り組み」前田正明主任学芸員
【11月3日】「世界遺産・熊野参詣道の特徴と変遷」小田誠太郎副主査
【22日】「熊野の神像と仏像」大河内智之主査学芸員
【29日】「きのくに大般若経~調査の成果と課題」竹中康彦学芸課長