女性職員にセクハラしたとして県警は26日、県下の警察署で勤務している30歳代の男性警部補を同日付で減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にしたことを明らかにした。警部補は、反省の態度を示し自主降格を申し出ているという。
県警監察課によると、警部補は、DVやストーカー事件なども担当する本部生活安全部に所属していたことし6月中旬の夕方、和歌山市内の駐車場に止めた車内で、女性職員に無理矢理キスしたとされる。女性職員が7月中旬になり、上司に相談したことから、セクハラ行為が発覚したという。警部補は、行為発覚後に同部から警察署に異動している。
県警は「警察職員としての信用を著しく失墜するものであり、誠に遺憾であります。セクシャルハラスメントの防止に関する指導の徹底を図り、同種事案の再発防止に努めます」とコメントしている。