「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録10周年を迎えて突入した夏休みは、お得な観光イベントが目白押し。好評を博している一つ「和みわかやま・まるごとスタンプラリー」は、県内観光地を巡ってスタンプを集めると賞金や宿泊券が当たる他、協力施設で特典が受けられる。10万部作成したパンフレット(スタンプの台紙)は、先月19日の開始から1週間でほぼなくなる人気ぶりだ。
県観光振興課によると、県や市町村、観光関係団体、JRグループ6社などの協働で今秋実施される「和歌山デスティネーションキャンペーン(DC)」の特別企画。和歌山の魅力をすみずみまで楽しみ、再発見してもらおうというもの。
スタンプは旅館、温泉、飲食店など約300カ所に設置。台紙はビンゴカードのようになっていて、ビンゴを1列そろえるごとに抽選に1口応募できる。最多14列そろえることができ、全マスをスタンプで埋めると、2倍の28口で応募できる。賞品は、特賞・現金10万円(10人)、A賞・ペア宿泊券(20組40人)、B賞・県産品(50人)などが用意されている。
パンフレットにはクーポンが16枚付いており、170カ所の協力施設で使うと割引サービスが受けられたり、プレゼントがもらえたりする。パンフレットは増刷する予定で、主要駅や高速道路のサービスエリアなどで手に入る。
来年2月1日まで。同課は「スタンプを集めれば集めるほど、当選のチャンスは増えます。家族でも一人旅でも、一人でも多くの人にまだ見ぬ新しい和歌山を発見するきっかけにしてほしい」とPRしている。問い合わせは同課内の同キャンペーン推進協議会(℡073・441・2775)へ。