和歌山西署は2日、 和歌山市の無職、 女性 (65) が宝くじの当選番号を教える名目の振り込め詐欺に遭ったと発表した。
同署によると、 女性宅にことし2月9日ごろ、 宝くじ関連会社の社員を名乗る男から 「あなたはプラチナコースに当選した。 ロト6の当選番号を事前に教えることができる」 と電話があった。 同14日午後7時ごろには、 別の男から電話がありこの日発売のロト6の当選番号を教えてもらい、 翌日の新聞で確認したところ、 2等が的中したため信用したという。 同15日正午ごろ、 さらに電話があり 「プラチナコースに入るにはいくらか払ってください」 と言われ、 女性は100万円くらい必要だろうと思い、 指定された銀行口座に振り込んだという。
女性が男のうそを信じ込むきっかけになった当選番号は、 すでに抽選後で、 誰でも知り得る番号だったという。 同署は、 儲け話を持ちかける類似事件の被害防止を呼び掛けている。