台風11号の接近に伴い和歌山市選管は8日、倒壊や破損などの危険性がある市長選と市議補選の候補者ポスター掲示板や啓発のぼりなど全てを撤去することを決めた。投票率への影響が心配される。
市選管関係者によると、掲示板撤去の例は「記憶の限りない」と話している。10日の投票日に、候補者ポスターがまちなかにないという異例の選挙になった。
撤去するのは、ポスター掲示板590カ所、啓発のぼり120本、市役所2階テラス横断幕など。JR和歌山駅の選挙PR看板のみ残る。
投票所では、候補者の顔を確認したい希望者に、新聞折り込みで配付した選挙公報を提供する。また、広報カーでの啓発や急きょ決定した防災無線での投票の呼びかけを行う。