岩出署などの合同捜査本部は５日までに、昨年９月ごろから散発的に発生した窃盗（事務所荒し）事件で捜査していた計３７件を、岩出市森の飲食店従業員、松井亮介容疑者（２１）とかつらぎ町佐野の無職、松本友哉容疑者（３３）の単独犯行であると特定し、最終送致したと発表した。
同署によると、２人はそれぞれ単独で、主に給油所の事務所出入り口や窓ガラスを割って侵入し、現金などを盗んだ疑い。和歌山や海南、岩出、紀の川各市などの地域で夜間に犯行を繰り返していたとされる。
松井容疑者は建造物侵入や窃盗など計１９件に関与し、被害総額は約２７０万円（うち現金約２５４万円）。松本容疑者も同様の犯行計１８件に関与し、被害総額は約７６万円（うち現金約７３万円）にのぼる。盗んだ現金などは、生活費や遊興費に使っていたとされる。２人とも全ての事件について容疑を認めているという。