紀の川市の小学校教員を対象にした「ラジオ体操講習会」が7月30日、同市桃山町の市桃山会館で開かれ、教諭ら約40人が正しいラジオ体操の動作を確認した。
講習会は、秋の運動会を前に、児童へのラジオ体操指導に生かしてもらおうと実施。また、ラジオ体操を通した運動習慣づくり、地域コミュニティーの形成などを目指す県教委の取り組みの一環として行われた。
講習会には、NHKテレビ・ラジオ体操指導者の多胡肇さんとアシスタントの松下亜実さんを講師に招き、約2時間かけて、体を伸ばす、曲げるなど13の動きを取り入れた「ラジオ体操第1」を学んだ。
多胡さんは「子どもたちは先生たちの模倣動作から学んでいきます。先生が正しい動かし方を覚えないといけません」と話し、一つひとつの運動で使う筋肉を意識することなどを伝えた。
同市教委の松下裕教育長も訪れ、「ラジオ体操がどのような運動かを実感してもらい、新たな思いで正しいラジオ体操を子どもたちに指導してほしい」と呼び掛けた。