県内の女性で普段から仕事をしている人の割合(有業率)は、平成24年で44・8%にとどまり、全国平均(48・2%)より低いことが、働く女性の現状に関する和歌山労働局の調査で分かった。
女性の有業者数は20万7000人で、有業率はほとんどの年齢層で全国平均より低くなっている。
女性の雇用者は17万700人で、雇用者総数(男女計)の47・5%を占め、全国平均の45・3%よりも高い。女性雇用者のうち47・0%(8万200人)をパート・アルバイトで占めている。
女性雇用者を産業別にみると、医療・福祉が26・5%と最も多く、卸売業・小売業17・6%、製造業10・3%と続く。職業別では、事務従事者24・8%、サービス職業従事者21・7%、専門的・技術的職業従事者18・7%の順だった。
管理的職業従事者に占める女性の割合は5・0%で、女性雇用者の0・1%にとどまっている。
一般労働者の男女間の賃金格差は、男性を100とした場合に女性は71・3となっている。