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女性3団体も計画反対 山口産廃

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 和歌山市山口地区の山中に計画されている産業廃棄物最終処分場について、地区内に住む3団体の女性12人が4日、和歌山市役所を訪れ、計画廃止を求める要望書を大橋建一市長や市議らに宛てて提出した。

 団体は、JAわかやま女性会山口支部▽山口地区滝畑自治会婦人部▽市民団体「わかやま大好き自然を守り、子や孫にずっと伝えたい女性の会」――。地区内で農業を営むJA女性会山口支部は「農業用水用のため池が汚染され、きれいな水で作っている『おいしい』と評判の米もできなくなり、風評被害も広がる」と懸念を表明している。その他、3団体は一致して、計画地周辺に流れる川の汚染や山林伐採による環境破壊、大雨による土砂災害の危険性などを訴えている。

 大橋市長は2日の定例会見で、報道陣から質問があった同計画についてふれ「地元が水の問題で強く反対している。下流の阪南市においても心配しているので、慎重に影響を判断しつつ、手順を踏んでいかなければならない」と自身の考えを述べた。

阪南市民も撤回要望      
 市議会に対しては、産廃計画地の下流部に当たる大阪府阪南市の市民団体「男里川・山中川(水源地)に計画されている産業廃棄物処分場の撤回を求める市民の会」が計画撤回要望書を、山口地区連合自治会が事業者が議会で事業計画を説明するように要望書を提出している。各要望書は市議会厚生委員会で回覧される。


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