和歌山市岩橋のステンドグラス作家、石橋幸男さん(77)と生徒の作品展が17日、同市岩橋の紀の国文化センターで始まり、光を通した美しい作品が会場を彩っている。25日まで。
習い始めて1年にも満たない人から30年以上の熟練者まで、25人がパネルやランプなど約70点を出品。モチーフは花や動物、浮世絵などバラエティーに富んでいる。
最高齢の泊里(とまり)新次さん(88)の風車や建物の立体作品、石橋さんの、三日月型にかたどったカーブの美しいランプや、外国の大聖堂をモチーフにした異国情緒たっぷりの作品も並ぶ。
習い始めて5年目という福田保代さん(60)は、花のカラーを立体的にデザインしたランプに初挑戦。「ガラス作品の制作には苦労が絶えないですが、その分愛着が湧いて、完成した時の喜びも大きいんですよ」とにっこり。
石橋さんは「皆さん熱心。集大成ともいえる作品展で、個性豊かな作品を楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛けている。
午前10時から午後5時まで(最終日は3時)。問い合わせは同センター(℡073・473・6070)。