加太春日神社(和歌山市加太、井関摩美子宮司)の「えび祭り」が17日、2年ぶりに加太一帯で盛大に開かれた。神輿渡御(みこしとぎょ)では加太出身の担ぎ手100人以上の男衆が勇壮に練り歩いた。しんぽう写真館はこちらから
同祭は慶長2年(1597)ごろ、伊勢エビの豊漁祈願のために始まったとされる。昨年は人手不足などで開催しなかった。実行委員が「主役は俺たち。どえらい神輿を見せようぜ!」と鼓舞し、男衆が約1㌧の神輿を前後に揺さぶりながら神社を出発。獅子舞、薙刀(なぎなた)、女性神輿もあり、盛り上がった。
祭りのため地元加太に戻った阪口功さん(41)は「神輿で盛り上がっている加太をみんなに見てほしい」と話した。