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下津の古川選手V 日本憲法西日本大会・中1女子

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 第11回日本拳法西日本少年大会が、このほど大阪・守口市民体育館で開かれ、女子中学1年の部で、下津拳友会の古川弥琴選手が優勝した。前回、前々回と連続準優勝で涙をのんだ雪辱に燃え、挑んだ決勝では、延長戦にもつれ込んだ無制限1本勝負を胴蹴りで制し、2年ぶり4回目の栄冠を手にした。同拳友会勢では、女子小学4年の部で横田杏選手が準優勝、男子中学2年の部で上田稜也選手が3位と健闘した。

 男女それぞれ小学1年から中学3年まで各部門合わせて496人が出場。予選リーグ、決勝トーナメントで白熱した戦いが繰り広げられた。

 古川選手は初出場の小学1年から3年、4年と3回の優勝を飾ったものの、この2年間は、あと一歩及ばず決勝で悔しい思いを続けてきた。

 中学生となって臨んだ今回は、予選リーグ2戦を快勝、4強による決勝トーナメントに進出した。準決勝は岡本琴音選手(大阪府)と対戦。序盤から落ち着いた試合運びで技を繰り出し2―1で破った。

 決勝の相手はライバル・瀧花サリ選手(兵庫県)で、攻守にわたり手の内を知り尽くした同士の試合は1―1のまま決着がつかず、時間無制限の延長戦に突入した。1本決まれば、その時点で優勝という緊迫した雰囲気の中、古川選手の鮮やかな胴蹴りが相手を捉えた。

 優勝のクリスタル楯を手に、古川選手は「2年間ずっと思い続け、絶対優勝するという気持ちで挑んだこの大会は、蹴りも突きもよかった」と、大会を振り返りながらも笑みがこぼれた。

 女子小学4年の横田選手は、準決勝を2―0で圧勝。決勝でも積極的な攻撃を見せたが、相手のパワーに押され0―2で惜敗した。これまで8強が最高だった男子中学2年の上田選手も初の準決勝に駒を進めたが、0―2で敗退。決勝進出はならなかった。

 次のビッグイベントは9月に大阪中央体育館で開催される総合選手権で、3選手の更なる活躍が期待される。


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