プロバスケNBLウエストリーグ2位の和歌山トライアンズは19、20の両日、神戸市立中央体育館で兵庫ストークスと対戦。2試合ともに100点の大台に乗せる快勝で、今季最終戦(26、27日、ホームゲーム)を残し、逆転優勝に向けて望みをつなげた。
〔19日〕
和歌山101(20―16、22―15、31―13、28―22)66兵 庫
〔20日〕
和歌山105(20―16、22―15、31―13、28―22)77兵 庫
ウエストリーグ1位のアイシンとのゲーム差1と、1試合も無駄にできないトライアンズは19日、ストークス戦に序盤から競り合う展開に。この流れをトライアンズに傾けたのが、今季で引退を表明している永山誠。永山は第二ピリオド途中から出場し、直後に3シュートをリングに沈める活躍で、ストークスの切り崩しにかかる。その後は、マイケル・パーカー、リック・リカートの高さや、中務敏宏、木下勲のスピードを生かした展開で、試合終了までゲームを優位に進め勝利した。
20日にもトライアンズは攻めの勢いをそのまま残し、ストークスに力の差を見せつけた。
この日の試合前には、兵庫県出身の永山に引退をねぎらう花束が贈られ、会場が温かい雰囲気に包まれた。永山もプレーでファンの気持ちに応えた。
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トライアンズのリーグ順位は、1位のアイシンが2連勝したため順位は変わらずゲーム差1で2位。アイシンとの最終戦直接対決では、26日の初戦で勝利すれば同率1位。翌日戦も勝利を手にすれば、リーグ単独1位でプレーオフ進出が決まる。