本紙エリア3市町(和歌山、海南、紀美野)の小学校で9日、入学式が行われた。海南市次ケ谷の南野上小学校(山中幸也校長)には唯一の新入生、林口仁君(7)が入学し、新2~6年生15人と育友会員らが温かく迎えた。
児童らの拍手の中、林口君は緊張した面持ちで体育館に入場し、山中校長から名前を呼ばれると元気に「はい!」と返事。山中校長が「きょうから南野上小学校の仲間入りです。あしたから元気に学校へ通ってください」と迎えた後、林口君と共に勉強することになる2年生5人がピアニカ演奏や歌で祝福。育友会から真新しい通学帽子と名札が贈られた。
姉の楓さん(6年)と來未(くるみ)さん(4年)と通学することになる林口君。「すごく楽しみ。勉強や、運動会では走りを頑張りたいです」と学校生活に期待を膨らませていた。
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この日、ほとんどの公立高校でも入学式が行われた。本年度は県内全体で約7660人が入学する。