第30回日本拳法和歌山大会(第8回海南市スポーツ少年団交流大会・第14回友田忠杯)が3月30日、同市拝待体育館で開かれ、就学前の幼児から小中学生、一般まで世代を超え約150人が熱い戦いを繰り広げた。個人戦19部門と団体戦が行われ、湯浅支部が9部門を制した。地元勢では個人戦の男子中学2年の部で上田稜也(下津拳友会)、女子小学3、4年の部で横田杏(同)、同6年の部で﨑茉緒(海南支部)が、ともに昨年2位の雪辱を果たし優勝した。団体戦でも海南支部と下津拳友会が3位と健闘した。
30回の節目の大会を迎え、橋爪健二大会会長は、故友田忠会長の遺訓「頭は低く、目は高く、心は広く!」の精神を心に刻み、正々堂々と戦い素晴らしい大会となるように期待を込めた。
試合は個人戦から幕を開け、年少選手のはつらつとした動きや一般有段者の気迫あふれる激突まで、それぞれの年代での緊迫した場面が相次いだ。小中学生の優勝、準優勝と大学一般の予選通過者2人は、9月に大阪中央体育館で開催される総合選手権の出場切符を手にした。各部門の上位成績は次の通り。
【個人戦】
《男子》小学1年=①森脇蒼稀(九度山)②田村英慎(同)◇2年=①上西拳誠(宮原)②﨑一路(海南)◇3年=①豆塚星斗(湯浅)②千原善(海南)◇4年=①中屋卓眞(宮原)②前田和希(御坊)◇5年=①竹中皇翔(湯浅)②橋爪陽路(下津)◇6年=①御影靖成(湯浅)②豆塚空(同)◇中学1年=①西翔世(湯浅)②豆塚大地(同)◇2年=①上田稜也②松葉裕太(湯浅)◇3年=①深野剣太(湯浅)②江口拳史(白浜)◇一般段外=①牧野椋介(高典)②出口淳一(紀の国)◇初段=①吉川行彦(大院大)②鍵谷優直(大経大)◇二段=①入田和樹(湯浅)②榊湧太(大経大)◇三段=①江口昌吾(白浜)②吉田聡(大院大)《女子》小学1、2年=①西結愛(湯浅)②寺田春陽(同)◇3、4年=①横田杏②中井天鈴(湯浅)◇6年=①﨑茉緒②前田朱嶺(御坊)◇中学1、2年=①西紗愛耶(湯浅)②山口桜花(同)◇3年=①木谷未悠(和歌山)②川嶋大和(宮原)
《幼年》敢闘賞=橋爪希偉(下津)岩﨑正悟(御坊)森脇結丸(九度山)田村梨緒奈(同)
《総合選手権予選》①江口昌吾②岩橋拓見(和歌山)
【団体】
①湯浅A②湯浅B③海南、下津
〔海南支部〕監督=戸高仁輔▽選手=澤村櫂吏、﨑一路、千原善、印束柊哉、鍵野遥士、上田拓馬
〔下津拳友会〕監督=橋爪伸之▽選手=橋爪希偉、田廣鉄平、横田杏、橋爪陽路、﨑茉緒