21日に阪神甲子園球場で開幕する第86回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が14日、大阪市内で行われ、対戦カード=別表=が決まった。県勢の初戦は大会2日目の第2試合で海南が池田(徳島)、4日目の第3試合で智弁が明徳義塾(高知)と対戦する。
抽選会は出場32校の野球部長、監督、主将が出席して行われ、1回戦16試合の組み合わせが決まった。
27年ぶり出場の海南は、同じく27年ぶりの出場となり、かつて「やまびこ打線」で甲子園を沸かせた池田と顔を合わせる。県立高校同士となる古豪対決は、今大会の注目カードの一つ。海南の岡本、池田の名西による両右腕エースの対決が見られそうだ。
智弁は出場校中トップのチーム打率を残す明徳義塾と対決。強打校同士の戦いは、初戦屈指の好カードだ。通算63勝で監督歴代最多の嶋仁監督と歴代5位の42勝を挙げている馬淵史郎監督の采配にも注目したい。明徳打線は左打者が多く、左腕・齋藤の登板が予想される。
大会は12日間にわたって開催。準々決勝の翌日は休養日にあてられる。開会式直後の開幕戦は神村学園(鹿児島)と岩国(山口)が対戦する。選手宣誓は広島新庄の中林航輝主将に決まった。