和歌山大学の地域での取り組みを紹介するコラム「こんなんしてます―わだいのしごと」=本紙隔週火曜付に連載中=が本になった。平成23年4月の「水車と大工さん」から25年10月の「もったいない」まで、全55編がまとめられている。
著者は同大「地域創造支援機構」特任教授の湯崎真梨子さん。コラムでは、大学の研究を「地域資源」として地域に還元し、地域が持続するための教育研究を推進しようという取り組みを連載。湯崎さんと学生が住民らと交流し、活動した記録を写真とともにつづっている。
本のタイトルは『地産地消大学 オルタナティブ地域学の試み―序章』(南方新社)。175㌻。湯崎さんは「教育や大学関係者、地域問題に関心のある方にぜひ読んでもらいたい」と話している。1500円(税抜き)。問い合わせは、わかやま新報編集部(℡073・433・6114)担当・前田まで。