第29回オークワ・S&B杯ちびっ子健康マラソン大会が1日、和歌山市の片男波公園特設コースで開かれ、小学生約700人が健脚を競った。子どもたちの力走が紀州路に春を呼ぶ大会として広く親しまれ、保護者や友人の声援にこたえ、選手たちもゴールを目指し元気いっぱいだった。男子の部で3年生の浦陸斗君、4年生の舩津圭二朗君がともに3年連続優勝を達成したのをはじめ、女子の部では5年生の土井理沙さん、6年生の佐藤安彩さんが前回に続き連覇を飾った。しんぽう写真館はこちらから
オリンピックで活躍した多くのアスリートたちが、小学生の時に参加したというS&B杯ちびっ子健康マラソンは、「21世紀を担う人づくり」をテーマに、昭和59年から始まり、全国各地の共催企業の支援を受け30年で120万人が完走するビッグイベントに発展。今月は㈱オークワと共催する和歌山大会のほか静岡や沖縄、高知、三重、鹿児島、鳥取などでも開催される。
今大会は和歌山だけでなく大阪や奈良からの参加もOKで、男女学年別に12種目が行われた。
レースは1・5㌔の1年生男女から始まり、スタート前にスタッフが、けがをせず最後まで走り抜けるおまじないを呼び掛けると、選手たちからも「いいとも」と力強い返事があり、楽しい言葉のキャッチボールが、ムードを盛り上げた。コース沿いでは、㈱オークワやエスビー食品のスタッフが、子どもたちの頑張りを優しくサポート。温かいエールが、快走を後押しした。