幅広い分野で優れた県産品を推奨する第6回プレミア和歌山推奨品が決定し、審査委員特別賞には高下商店(和歌山市、高下昭人代表)の「紀州備長炭干し、備長梅左衛門・真あじ」が選ばれた。25日、ホテルアバローム紀の国で開かれた記者発表と内覧会には、事業者や報道関係者、県の関係者ら100人以上が参加し、推奨品の説明を受け、絶品の商品に舌鼓を打った。
本年度は、製造物、生鮮物、観光資産の各分野から計26品目が認定され、審査委員特別賞1品目と同奨励賞4品目が受賞した。
本年度から審査委員長を務める残間里江子さんは「和歌山らしさ、ならではを大事にし、全国区に発信することで多くの人に和歌山の味、もの、祭りなどを楽しんでほしいという思いを込めて審査した」と述べた。
高下商店の干物は、備長炭の吸水性と脱臭性を生かし、空気に触れさせずに魚の水分だけを吸収し、うまみを凝縮。嫌な臭いがなく、ふっくらとした焼き上がりになるのが特徴で、作り手の熱意や工夫が伝わってくる商品と評価を得た。
高下代表は「和歌山の素晴らしい特産品を使い日本一の干物を作ろうと取り組んできた。光栄な賞をいただき、やりがいを感じている」と受賞を喜んだ。
審査委員奨励賞は次の通り。
しらす佃煮(まるとも海産)▽山椒香味油(築野食品工業㈱)▽冷凍姫めはり寿司(ひじきご飯)(熊野の里㈱)▽一心農園の富有柿 特選大玉果(一心農園)