最低賃金の制度を広く知ってもらおうと和歌山労働局(楪葉伸一局長)は、広報用ポスターのデザインコンテストを初開催。16点の応募作品の中から、和歌山コンピュータービジネス専門学校1年の平岩克己さん(19)の作品が和歌山労働局長賞に選ばれた。
1月31日、和歌山市黒田の同局で表彰式が行われた。楪葉局長は「応募作品はどれもレベルが高かった。1時間当たりの最低賃金が労働者が働く上で最も大切ということを知ってもらえれば」とあいさつ。平岩さんに賞状を手渡した。
受賞作品は、和歌山県の地図を背景に県の最低賃金「701円」を中央に大きく配置。緑を基調に、中央の「0」はミカンをモチーフにデザインしている。和歌山らしさや最低賃金の伝わりやすさなどが評価された。
平岩さんは「和歌山をPRしようと考え、自分が好きな緑色とミカンでデザインした。今後、デザインやプログラミングの仕事に携わっていきたい」と話していた。
全応募作品は今月末まで同局庁舎1階に展示される他、同局ホームページにも掲載される。