和歌山市七番丁のモンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)の新総支配人に、大塚修二さん(57)が就任した。約20年間ホテル業界で主に営業やマーケティングを担当。集大成の舞台として、これまで培った経験を生かしたいと意気込んでいる。
大塚総支配人は東京生まれ。 約10年間、 海外を専門に扱う旅行会社で勤務。 その後インターコンチネンタルホテルズで2つのホテルオープンに携わった他、 平成18年から22年まで、 斑尾 (まだらお) 高原ホテル・スキー場社長、 22年からフィーノホテルズ専務などを務めた。
モンティグレのような複合施設を担当するのは初めて。 その分、 直営レストランやテナントの良さを生かしたイベントの企画など、 面白さを感じているといい 「ホテルは地元の方に支えていただかないと成り立たない。 街中だからこそ、 散策のついでに気軽に立ち寄れて、 リピーターになってもらえる施設を目指したい」 と話している。
かつてスキー場を担当した際には、 冬以外も楽しめる高原リゾートに力を入れ、 マラソン大会を企画。 3日間で定員いっぱいになるほどの盛況で、 リフトの滑車を使い、 森の中を滑る 「ジップライン」 を取り入れるなどし、 誘客を図った。
これまで白浜などには何度か仕事で訪れたことがあるという。 和歌山の印象については 「空が広くて、 明るいまちですね。 人もゆっくり動いているよう。 おおらかで温かみを感じます」 と笑顔。
趣味は体を動かすことと、 神社仏閣巡り。 来月高野山を訪れるのを楽しみにしている。
関西国際空港からも比較的近い同ホテルの立地を生かし、 「海外からのお客さまを含め、 和歌山にも一泊してもらえるような働き掛けができれば」 と話している。