県内外の人に和歌山の魅力を発信しようと、和歌山青年会議所(JC)は12日、和歌山市駅前広場で、駅舎を使ったプロジェクションマッピングを実施。和歌山の歴史や文化を題材に、趣向を凝らした映像が駅舎を彩った。
午後7時半からと8時半からの2回上映。大勢が詰め掛け、駅前は黒山の人だかりとなった。「和歌山市の地域資源を見直そう」とのメッセージが込められた内容で、効果的な音楽に合わせ、駅舎の窓の形を生かした幾何学的な映像や、徳川頼宣、雑賀衆や名取三十郎正澄といった和歌山が誇る歴史に名を残した人物を紹介した。
和歌山城や紀三井寺、友ヶ島など、市内の観光地の写真が次々と映し出された他、紀の国わかやま国体・大会のイメージソング「明日へと」の音楽に乗せ、両大会のマスコット「きいちゃん」のイラストも元気に動いた。
同市湊の40代の男性は「建物自体がスクリーンになって迫力があった。市駅前にこんなに大勢が集まり、盛り上がるイベントは久し振り」と話していた。