12日の開通を目前にした第二阪和国道と和歌山市道中平井線で10日、警察、消防、国土交通省、市によるトンネル事故を想定した合同訓練があり、初動措置の連携を確認した。
中平井線のふじとトンネルは、約730㍍と長く、供用が開始されれば、正面衝突やトンネル火災の重大交通事故の発生が懸念される。
訓練では、トンネル内で単独横転事故を起こした当事者役が、非常電話から救急要請。その後、消防が同乗者の救助活動、警察が事故処理、国と市の職員が道路の規制を掛けるなど対応した。
参加した北消防署の救助隊、菊池正晃副士長(24)は「供用後は交通量も増えると予想されるので事故に備えたい」と話していた。