耐震補強などに合わせてリニューアル工事を進めていた和歌山市役所南別館が19日午後1時、オープンする。7日には、一般公募していた愛称が「わかやま歴史館」に決定したことが発表された。
応募155作品の中から採用されたのは、市内在住の稲垣明子さんの作品。選定理由は、名が体を表し、シンプルで呼びやすく分かりやすいことが評価された。その他の応募作品では、「わかやま紀州館」「ヒスカルティーWAKAYAMA」や、施設1階のオープンテラスにスポットを当て、「テラス」にちなんだ愛称が多く寄せられたという。
同館は、1階に飲み物を販売するオープンテラスの他、観光物産品センター、観光案内所を設置。2階には、最新の3Dコンピューターグラフィックス(CG)などを採用した展示「和歌山城の歴史文化」と、市の偉人先人を紹介する「わかやま人物探訪」のコーナーが設けられる。
市和歌山城整備企画課は「正式名称は『市役所南別館』ですが、愛称の『わかやま歴史館』がどんどん浸透して多くの人に愛されることを願っています」と話している。