「紀の国わかやま国体」の会期前実施競技が6日、和歌山市内でスタート。26日の総合開会式を前に、会場は早くもスポーツの祭典の熱気に包まれている。6日には同市手平の和歌山ビッグホエールで新体操少年女子(2日間)、7日には秋葉山水泳競技場で水球少年男子(3日間)の競技が始まった。今後市内では体操競技とセーリングが10日から、競泳が11日から、バスケットボールが22日から各会場で展開される。
新体操では7日、地元の小学生らが応援する中、選手5人の本県団体チームが登場。オープニングでは、雅楽を取り入れた斬新さと熊野古道の豊かな自然をテーマにしたダイナミックな音楽に合わせて、優雅かつ繊細な演技を披露した。
チームはほぼノーミスで演技を終え、地元開催の県代表としての存在感を示した。
水球では、鍛え上げられた体の選手たちが水中で一つのボールを激しく奪い合い、「水中の格闘技」との異名を持つスポーツの迫力を見せつけた。
会場では、両チームが点を奪い合うごとに拍手と声援が送られ、盛り上がった。