県選出の岸本周平衆院議員ら「民主党若手有志の会」は3日、同党を解党し、新政党樹立に向けて取り組むよう同党の岡田克也代表に要請した。
岸本議員によると、岡田代表は「いまの時期では何も言えない」と答えた。
同会は岸本議員の他、当選3期生以下の大西健介、緒方林太郎、後藤祐一、中島克仁、福島伸享、宮崎岳志の6議員。趣意書では「安全保障関連法案の成立を阻止できないことは、ひとえに国民の信頼を失って一強他弱の国会状況を作ってしまった民主党の野党第1党としての力不足にあり、その歴史的な責任は重い」と指摘。「今一度、現実的な政策の選択肢を示し、国民が政権を託しうる二大政党政治を取り戻し、緊張感のある国政運営を行うためにも、民主党自らが解党し、もう一度自民党に代わりうる政党を一から作り直すための道を模索することが、この国の立憲主義と成熟した民主主義を守るただ一つの方策」としている。
岸本議員は「民主党が他の野党を吸収するという上から目線の姿勢が良くない。解党し、新しく党を作るべき」と話している。